イチローは殿堂へ 3000安打間近で米メディア特集「得票率は100%に迫る」!?
有資格1年目で「ほぼ自動的にクーパーズタウン行き」と米メディア
米球界では、メジャー通算3000安打といえば、殿堂入りの登竜門とも言える数字だ。21日(日本時間22日)ブレーブス戦で2安打したマーリンズのイチロー外野手は、メジャー通算安打を2982本とし、3000安打まで残り「18」本となった。近づきつつある金字塔を前に、米メディアから「イチローは殿堂入り間違いなし!」という声が上がっている。米スポーツ専門サイト「スポーティングニュース」では「イチロー・スズキは当然殿堂入りーさらに好成績で不選出の選手も」の見出しで特集を組んでいる。
メジャーでのプレー歴が10年を超えた選手が引退から5年以上を経過すると、殿堂入りの可否を決める投票対象となる資格が発生する。資格を得て1年目での殿堂入り選出が決まることは稀だが、記事では「イチローはすぐほぼ自動的にクーパーズタウン(殿堂のある街)に選ばれるだろう」とし、さらに「100パーセントの得票ではないとしても、それに迫るもの」と予想している。
その理由として挙げているのが、イチローが記録にも記憶にも残る選手だということだ。絶頂期には「文句なしでトニー・グウィン以来最高のコンタクト打者」であり「素晴らしい守備を誇る右翼手」であると指摘。イチローが殿堂入りすることになったら、式典が行われるニューヨーク州北部の小さな街クーパーズタウンには「いったい日本から何人のファンが押し寄せるのか興味深い。式典に史上最大数の観客が訪れるだろう」と、数年後に訪れるであろうフィーバーに思いを馳せている。