大谷翔平、最短5・8復帰後は右左関係なくスタメンへ 「左腕とも対戦する」
昨季は対左投手の対応に苦しんだが、終盤42打数で打率.308と対応
昨年10月初旬の右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)から復活を目指すエンゼルスの大谷翔平投手が最短で7日の敵地・タイガース戦にもメジャー復帰する。ブラッド・オースマス監督は1日の本拠地ブルージェイズ戦前に報道陣の取材に対応し、対左腕でも積極的に起用していく可能性を示唆した。
これまで大谷は早期のメジャー復帰を求めてきた。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「せっかちなショウヘイ・オオタニは復帰を熱望」との見出しで記事を掲載。「オースマス監督は水曜日(1日)にオオタニのプレー時間について、復帰後はプラトーン起用させないと語った」と相手投手の右左に関係なく起用していく方針を示したという。
昨季、大谷は対左投手の対応に苦しみ、最初の68打席で打率.167。対左腕時はベンチスタートが多かったが、プホルスが故障者リスト入りした8月下旬からは常時スタメン出場。シーズン終盤の対左腕42打席では打率.308と向上させ、新人王獲得につなげた。同紙はオースマス監督が「彼は復帰後、左腕とも対戦する」と話したことを紹介している。
同紙は“復帰打順”にも注目。「オオタニは復帰後にほぼ毎日ラインナップに入るであろうが、打順がまだ分からない。昨季の終盤は、マイク・トラウトの後、ジャスティン・アップトンの前となる3番だった。アップトンはオオタニが復帰する時にまだ怪我で出場できないだろう」と伝えた。昨季大谷は2~8番までの全打順を経験。5番打者で最も多い23試合で先発出場した。大谷自身が米メディアの取材に対し、「打順がどこになるかは分からない。ラインナップのどこででも打つ準備はできている」と語ったことを紹介している。復帰後の打順ははっきりしていないが、いずれにしても中軸で起用させることは間違いないだろう。
(Full-Count編集部)