ロッテ育成ドラ1大木に続け 北米遠征中の四国IL選抜・快足左打者が目指すもの
リーグトップ15盗塁の24歳橋本、「北米遠征だからこそ」チャレンジできる
二塁手・中堅手をソツなくこなす175センチ75キロの快速左打者・橋本球史。東京・城西大城西高校~城西国際大~日本ウェルネススポーツ専門校を経て入団した徳島インディゴソックスで2年目を迎え、今回初の北米遠征メンバーに選出された。
現在は日程途中に負ったけがにより忍耐を強いられる日々を過ごす橋本。2016年前期シーズンでは全31試合に出場し、104打数24安打14打点で打率.260。リーグトップの15盗塁をマークする24歳の頭に現在去来するものは?ベンチから見える景色からだからこそ気づいたことと、今後の意気込みを聴いた。
――北米遠征も13試合(現地時間6月23日現在)が終わりました。橋本球史内野手は試合中の死球で現在、なかなか試合に絡めない日々が続いていますが、北米遠征前にはどんなことで「KABUKI SPIRITS!」を体現しようと思いましたか?
「シーズンではどうしても数字が残るので『変える』ことに怖さが生じていましたが、この北米遠征ではいろいろ試す、チャレンジを最初の目標にしました。具体的に言えば、前期の後半にバッティングの調子は上がっていても、自分自身ではどうもしっくり来ていなかったんです。そこで北米遠征ではバットの出し方やタイミングを試していこうと考えていました。あとは盗塁。キャンナムリーグの投手はモーションが大きいので、そこは通用するかなと思っていました」
――実際、北米に行ってみて感じたことは?
「まず外国人の投手は概して投球テンポが早いので、そこに対するタイミングの取り方が難しかったです。打者の手元で動くボールも意識しすぎました。盗塁も仕掛ける機会があまりなかったのですが、グラウンドが硬いことでベースランニング含めた走塁の難しさも感じました。守備も外野についてはあまり日本との違いは感じませんでしたが、内野は走路以外の部分が芝になっているグラウンドは初めて。ここはやりづらかったです」
――ベンチから見て、日本とキャンナムリーグの違いを感じることもあったと思います。
「キャンナムリーグの守備は想像していたより上手い。特に内野はもっと雑だと思っていたのですが、足さばき、グラブさばきもよかったです。バッティングは当初の想像通り。長打力も持っていますね」