大谷翔平、219日ぶり復帰に「安心」 4打数無安打も笑顔「楽しかったです」
4打数無安打2三振も1打点、連敗止め「まず勝ったこと」が収穫
■エンゼルス 5-2 タイガース(日本時間8日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手が7日(日本時間8日)の敵地タイガース戦でメジャー復帰した。「3番・DH」で、昨年10月1日に右肘のトミー・ジョン手術を受けてから219日ぶりに先発出場し、4打数無安打1打点1四球2三振。チームは5-2で勝利した。ヒットは出なかったが、大谷は試合後に「楽しかった」と振り返った。
大谷は3回1死二、三塁では遊ゴロでチーム2点目となる今季初打点をマーク。7回1死二塁では打球速度93マイル(約150キロ)の痛烈なライナーも相手三塁手の美技に阻まれて三直。最後の打席となった9回2死二塁では四球を選び、シモンズのダメ押し打につなげた。
2三振もあったが、大谷は試合後に「楽しかったですね。無事終わって、また明日を迎えられそうなので、そこはよかったかなと。安心もしています」と振り返った。また、収穫については「まず勝ったことと、あとは1打席目から最後の打席までしっかり色々考えながらできたのはよかった。明日にそれをつなげていければ、明日のほうが今日よりいい打席になるんじゃないかと思います」と話した。
大谷は4月下旬に実戦形式の打撃練習「ライブBP」を開始して「50打席」を消化。マイナーでの実戦を経ずに6日にデトロイト入りし、この日チーム本隊に合流した。「リハビリ中にそこまでつまずくことはなかったので、嫌な気持ちになることはなかった」とあらためて長いリハビリ期間についても振り返った大谷。その表情は充実感に満ちていた。
(Full-Count編集部)