広島床田、5四球を反省「連発しすぎた」5回6失点KO、自らの失策で失点も

広島・床田寛樹【写真:荒川祐史】
広島・床田寛樹【写真:荒川祐史】

4回2死満塁で一塁へ悪送球「焦って一塁に投げてしまった」

■DeNA 6-2 広島(10日・マツダスタジアム)

 広島の床田寛樹投手が10日、本拠地マツダスタジアムでのDeNA戦に先発したが、今季ワーストの5回6失点で2敗目を喫した。

 今季2勝0敗と相性のいいDeNA相手に序盤からつかまり、試合前は1.55だった防御率が一気に2.36まで下がった。初回に宮崎の一発で先制を許し、4回には2死満塁から自らのエラーで2点を献上した。5回にも宮崎に2打席連続の本塁打を打たれ、その後も失点を重ねて6失点はプロ入り後ワーストの記録となった。

「フォアボールを連発しすぎた」と、申告敬遠も含めた5四球を悔やんだ床田は「自分のエラーで失点したし、いい流れで攻撃に繋げることができなかった」と3者凡退が一度だけとなったリズムの悪さを反省した。「ツーシームが今日はあまり決まらず、それを最後まで修正できなかった」と、ここまでの4勝で大きな武器となっていた決め球がコントロールできなかった。

 4回には2死満塁の場面で、投手の今永に三塁線への当たり損ねのゴロを打たせたが、自ら処理して一塁に悪送球し、手痛い2失点となった。「(キャッチャーの)バックホームという声は聞こえていたが、焦って一塁に投げてしまった。三塁ランナーが(足が速くない)ロペスということも頭に入っていなかった。経験のなさというか、ピンチでも状況判断をしっかりできるようにならないといけない」と自らに言い聞かせた。

 開幕ダッシュに失敗したチームで4月に4勝をマークし、苦しい状況だった先発陣を救った床田。2試合連続で勝ち星はつかなかったが「しっかり修正してもらって、また次に臨んでほしい」と緒方監督の信頼は全く変わっていないようだった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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