好投手揃いの兵庫大会 優勝投手は誰の手に?

ハイレベルな戦いが予想される兵庫県大会、プロ注目投手も

 第98回の夏の甲子園の兵庫県大会が9日に開幕する。センバツでは明石商業が8強に進出し、春の県大会も制した。兵庫からは長田も21世紀枠でセンバツに出場。報徳学園もセンバツこそ逃したが、秋の近畿大会に進出し、春の県大会は準優勝した。

 163チームが覇権を争う大会ではハイレベルな戦いが予想される。中でも今年は好投手が揃う。プロ注目のピッチャーもいるため、投げ合いも多く見られそうだ。今回は好投手たちを紹介したい。

○明石商業・吉高壮&山崎伊織=ともに3年=

 センバツでも3試合に登板した吉高壮はプロのスカウトもうならせた。スタミナ抜群、表情もフォームも一定で長いイニングを投げ込める。ストレートの走りもよく、スプリットの落ちも良い。最速は146キロ。ゲームメークする能力が非常に高い。山崎伊織はセンバツには登板していないが、春の県決勝で完封するなど、2戦連続完封勝利も記録。148キロの直球を投げ、こちらもスカウトがマークする。狭間監督の信頼も得ている。山崎の成長で投手の層の厚さが増した。

○報徳学園・主島大虎(ぬしじま・だいご)=3年=

 180センチの左腕でスロカーブやスライダーを駆使する好投手。印象深いのはセンバツ重要参考となる昨年秋の近畿大会・準々決勝の滋賀学園戦で14回を投げ、1失点の好投をいたこと。しかし、試合は0-1で惜敗した。この試合では7奪三振だったが、昨夏の県大会では16個の奪三振。球速はそこまで速くないが、変化球で空振りを取れる投手。こちらもプロのスカウトが注目している。

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