ダル、今季初黒星も敵将&敵投手は脱帽「何てことだ」「別世界の球種」
レンジャーズ監督も高評価「素晴らしい出来だった」
復帰登板で今季初黒星も5回途中を2安打9奪三振2失点の力投を見せたレンジャーズ・ダルビッシュ有。初回にいきなり四球を与えたものの、その後、5者連続三振を奪うなど圧巻の立ち上がりも披露した。打線の援護なく、1点ビハインドの状況で降板し黒星を喫したが、右腕の投球に脱帽する声が寄せられている。レンジャーズの球団公式サイトが伝えている。
ダルビッシュは昨年開幕前に右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、今年5月28日(同29日)のパイレーツ戦で復帰。以降、3試合で2勝0敗、防御率2.87と上々のスタートを切ったが、右肩の違和感を訴え故障者リスト(DL)入りした。
この日は6月8日(同9日)のアストロズ戦以来となる復帰登板で、1点リードの3回にリゾに逆転の2点二塁打を浴び、今季初黒星を喫し、防御率は3.15に。1-3で敗れたチームも前半戦から4連敗となった。
それでもレンジャーズのバニスター監督は右腕のピッチングを評価。記事の中で「彼(ダルビッシュ)が戻ってきたのはとても素晴らしいことだ。球も良かった。9奪三振でいい変化もついていた。ただ9奪三振ともなると、球数は増える一方だね。しかし、それでも今日は素晴らしい出来だった」と話しており、この日90球を投じたエースの復活に手応えを感じている様子だ。