どうした? 大谷翔平、本拠地8戦で打率.142 約2週間で.321→.226に急降下

本拠地でのレンジャーズ戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
本拠地でのレンジャーズ戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

27日のレンジャーズ戦は3打数0安打1打点、連続出塁は11試合で止まる

■エンゼルス 7-6 レンジャーズ(日本時間27日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「3番・DH」で3試合連続でスタメン出場したが、3打数0安打1打点だった。7回に逆転勝利に繋がる同点犠飛を放ったものの、ノーヒットに終わり、連続試合出塁は11試合でストップした。

 初回の第1打席は止めたバットにボールが当たり投ゴロに倒れた大谷。第2打席も右腕フラードの低めの変化球を当てただけの中飛に。第3打席は痛烈なゴロだったが一ゴロに終わった。7回の第4打席こそ中犠飛で6試合ぶりの打点をマークしたが、これも低めの変化球を当てに行ってのフライだった。この犠飛で同点となり、その後エンゼルスは逆転に成功して2連勝を飾った。だが、大谷からは3打数無安打1打点と快音を聞かれず。精彩を欠く内容が続いている。

 右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を昨オフに受け、5月7日(同8日)の敵地タイガース戦で復帰した大谷。マイナーでの実戦には出場せず、実戦形式の打撃練習(ライブBP)だけを経てのメジャー復帰だった。

 復帰後3試合目の9日(同10日)には復帰後初安打を含む2安打を放つと、13日(同14日)のツインズ戦で復帰後初本塁打もマーク。3試合連続でマルチ安打を放つなど、一時は打率.321まで急上昇していた。

 だが、そこから、大谷のバットは下降線を描いている。15日(同16日)のツインズ戦は6打数1安打、復帰後初めて本拠地エンゼルスタジアムに戻った17日(同18日)、今季2本目の本塁打を放った18日(同19日)のロイヤルズ戦でも安打を放ったが、いずれも1安打ずつ。

 本拠地に戻っての8試合のうち、半分の4試合が無安打、打った4試合も全て1安打。20日(同21日)のツインズ戦では右手薬指に投球が直撃するアクシデントも。翌日の試合に志願の強行出場を果たして安打を放っているが、それでも17日(同18日)からの8試合は28打数4安打1本塁打3打点、打率.142と奮わず。一時は.321あった打率は.226まで下降している。

 25日(同26日)の試合後には「いろんな投手がいる中で、その間合いを試合のレベルの中で詰めていくというのは実戦の中でしかできない。そこをしっかり合わせていくというのは、シーズンが終わるまでずっと必要なことではあるんですけど、よりいい状態を保てるように、よりいい状態にできるようにするのが大事」と語っていた大谷。復帰して約3週間、16試合。本調子となるまでは、まだしばらくの時間が必要か。

(Full-Count編集部)

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