大谷、超低空3号&適時打でマルチ 連勝止まるも監督は称賛「彼は良かった」
最高到達点16Mの低空弾、オースマス監督は「本塁打、ヒット。終盤に打点。彼は良かった」
■マリナーズ 4-3 エンゼルス(日本時間1日・シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手は5月31日(日本時間1日)、敵地・マリナーズ戦に「3番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場し、6回の第3打席で左越え3号ソロを放った。8回の第4打席では1点差に迫る左前適時打も放ち、4打数2安打2打点と今季6度目のマルチ安打。チームは3-4で敗れ、連勝は3でストップしたが、ブラッド・オースマス監督は試合後に「彼は良かった」と大谷を称えた。
第1、2打席はシフトにかかる遊ゴロに倒れていた大谷。しかし、6回に快音を響かせた。2死からトラウトのソロ弾で2点差。すると、大谷はリークの初球のシンカーを捉え、左翼フェンス越しの自軍ブルペンにライナーで運ぶ今季3号。通算6度目の「トラウタニ弾」は飛距離362フィート(約110.3メートル)、打球速度107マイル(約172.1キロ)、角度20度、最高到達点52フィート(約15.8メートル)の超低空ホームランだった。
2点ビハインドとなった8回の第4打席は、2死一、二塁で左腕ビドルから1点差に迫る左前適時打。チームは接戦を落として敗れたが、大谷は2試合ぶり今季6度目のマルチ安打と奮闘し、今季成績は80打数20安打の打率.250、3本塁打、13打点となった。
連勝は止まったものの、オースマス監督は試合後に「本塁打、ヒットで終盤に打点。第1打席は(シフトを敷かれ)中前に抜けるゴロを捕られた。彼は良かった」と評価。この日は勝利につながらなかったものの、ここからさらに調子を上げていきたいところだ。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)