偉業迫るイチロー、25日はナイター翌日のデーゲーム 先発起用の可能性は?

24日は2夜連続の代打で二ゴロ、前のイニングには投手に代打ロハスも…

 マーリンズのイチロー外野手は23日(日本時間24日)、本拠地メッツ戦に2試合連続で代打で出場し、二ゴロに終わった。メジャー通算3000安打の金字塔へ、残り4本のまま。マーリンズはエース右腕フェルナンデスの好投や、主砲スタントンの特大2ランなどで同地区のライバルに7-2で快勝したが、イチローの偉業達成への期待度も日に日に高まっている。

 この試合でイチローは、5点リードの8回、2死二塁で右腕ロドニーの代打として登場した。その前の回には、1死一塁で先発右腕フェルナンデスに打席が回ったものの、メッツの3番手バスタードは左腕だったため、右打者のロハスが代打に送られていた。この時点で、イチローがこの試合で打席に立つ可能性は限りなく小さくなったと思われた。

 しかし、マッティングリー監督は8回の守備で、ロハスをそのまま「9番・二塁」でゲームに残し、二塁のディートリッチをベンチに下げて「6番・投手」でロドニーを投入。いわゆるダブルスイッチで、オーダーを入れ替えた。

 ロハスを守備固めとして起用できること、セットアッパーのロドニーが1イニングで降板することを考慮しての選手起用だったと見れば、理にかなっている。ただ、2番のプラドで7回の攻撃が終わり、8回に1人でも出れば6番まで打順が回ることを考えると、そのままロハスをベンチに下げて9番にロドニーを入れるという采配の方が、セオリーには近かったかもしれない。ダブルスイッチは、カードを1枚余計に切る必要がなくなるように、投手の打順をできるだけ遠くに回すことが目的である場合がほとんどだ。勝ちパターンの継投に入っていたとはいえ、救援投手が打ち込まれ、延長戦に突入する可能性も残されていた。

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