筒香、今永、救援陣…休ませながら能力引き出すラミレス流マネジメント術
後半戦で順調な滑り出し見せるDeNA、ラミレス監督の戦略とは
シーズン後半戦が始まり、2カード連続で勝ち越したDeNA。順調なすべり出しを見せたチームで、大きな注目を集めた2人がいる。筒香嘉智と今永昇太である。
不動の4番・筒香は22日の巨人戦(横浜)でプロ野球史上初となる3戦連続マルチ弾を放ち、本塁打トップのヤクルト・山田(29本)にあと1本に迫る28本と驚異のペースで打ちまくった。一方、ドラフト1位ルーキー・今永は24日の巨人戦で1か月ぶりの先発マウンドに上がり、5回7失点で6敗目を喫した。
対照的な結果となった2人だが、ラミレス監督の下、特徴的な起用をされている。
24日の巨人戦、筒香は8点ビハインドの9回の守備から交代させた。もちろん、故障があったわけではない。今季から就任した新指揮官は、点差が離れてリードもしくはビハインドの試合が決した状況で、頻繁に4番をベンチに下げている。
出場84試合で途中交代は26試合。キャリアを積んだ30代のベテランなら、体への負担を減らすために珍しくない策だが、24歳の主砲としては多い数字だ。