鷹の米ドラ1右腕スチュワートが入団会見「一番のお気に入りの食べ物は焼き肉」
昨年の米ドラフトでブレーブスから1巡目指名された19歳 三笠GM「我々にとってもチャレンジ」
昨年の米ドラ1右腕でソフトバンク入りを決めたカーター・スチュワート投手が3日、福岡市内のホテルで入団会見を行った。
昨年の米ドラフトでブレーブスに1巡目指名(全米8位)を受けながら、メディカルチェックの結果で入団交渉が難航し、アメリカの東フロリダ州立短大へと進んでいたスチュワート・ジュニア。今回、ソフトバンクと6年契約が成立し、新たに鷹戦士の一員となった。背番号は「2」。日米間でも前例のない獲得劇は、日本球界のみならず全米でも話題となっている。
「まずはホークスの関係者の皆さんに感謝したい。一生懸命に練習してチームを助けられるように頑張ります」と第一声。日本球界を選んだ理由として「野球の雰囲気、施設、環境などのレベルが高いと思ったから」だという。
「持っている球種は、まっすぐとカーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム、フォーシームで、これまでの最速は98マイル(157キロ)。どうやってアウトを奪うかを考え、球数を少なくできることがストロングポイント」と自らの投球スタイルを紹介。6年契約での入団に「自分でも6年後のことはわからないが、6年間でいい投手になってチームを日本一にしたい」と意気込みを語った。
日本に来て「一番お気に入りの食べ物は焼肉」といい、「これからいろいろチャレンジしたい」とも語る。三笠杉彦取締役GMは「これまで前例のないことで、我々にとってもチャレンジ。投手としての魅力だけでなく身体能力も高い。早く環境に慣れるようにサポートしていく」と、全力でのバックアップを誓った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)