独立L栃木入団の197センチ左腕ケネディは日本文化の虜「目標はあくまでNPB」
MLB球団では3A止まり、NPB入りへ「必要とされるなら、どのチームでも」
BCリーグ栃木に新加入した元大リーグブレーブス3A、ジョン・ロバート・デール・ケネディ投手(24)は8日の武蔵戦(小山運動公園野球場)にベンチ入りしなかったが、試合前のアップでは軽快な動きを見せた。
197センチの左腕は2017年の第4回WBC豪州代表で、MLB球団ではメジャー昇格はならなかったが、日本に新天地を求めてBCリーグ栃木に新加入した。WBCでは第1ラウンドで日本戦に中継ぎで登板しているが、メジャーでは3Aと1Aを行ったり来たりで、メジャー切符をつかめなかったことから、レベルの高い日本の野球に方向転換。「目標はあくまでNPB。必要とされるなら、どのチームでも」とアピールした。
長身から投げ下ろす角度のあるストレートとカーブ、チェンジアップが持ち味でMAXは145キロ。「145キロから147キロをアベレージで出していきたい」と、ストレートのスピードアップが当面の目標になる。
11歳の時に、軟式の世界少年野球大会で来日してホストファミリーにお世話になり、すっかり日本の文化の虜になった。「一度日本で生活してみたかった。同時に野球をやれるのは最高」と6日の入団会見で語っており、日本への思い入れは強い。
WBCではDeNAの筒香、ソフトバンクの千賀に強い刺激を受けたという。注目の初登板は15日の地元・茨城戦(小山運動公園野球場)あたりになりそうだ。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)