大谷翔平、“3者連発締め”の雄星撃ち豪快6号弾 指揮官も絶賛「際立っていた」
チームを大勝に導く活躍、3者連発は「バットから放たれた瞬間、スタンドインしている感じ」
■エンゼルス 12-3 マリナーズ(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地マリナーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し、5打数3安打2打点で今季2度目の猛打賞をマーク。4回の第3打席で花巻東高の先輩にあたる菊池雄星から左中間6号ソロを放つと、5回の第4打席でも右中間への適時二塁打を放った。チームは12-3で大勝。エンゼルスのブラッド・オースマス監督は試合後、大谷の2本の長打について「際立っていた」と振り返った。
大谷は初回2死で菊池から二塁内野安打をマークすると、ラステラ、トラウトの2者連続ホームランの後に打席に立った4回無死では、打球速度107マイル(約172.3キロ)、飛距離396フィート(約120.7メートル)で左中間へ運ぶ豪快6号ソロ。3者連続ホームランに本拠地は熱狂に包まれた。
さらに、5回無死一、二塁の第4打席では2番手右腕スコットから快足を飛ばして適時二塁打。今季2度目の猛打賞の活躍だった。
連敗を2で止めたオースマス監督は試合後、大谷の3安打について「良い打席だった。ホームランと二塁打は際立っていた」と絶賛。ラステラ、トラウト、大谷の3者連続ホームランを「どれも文句なしの一発だった。バットから放たれた瞬間、スタンドインしている感じだった。今夜は攻撃面が良かった」と振り返った。
トラウトと大谷のアベック弾は今季早くも4度目。昨季から通算8度目となった。指揮官は「トラウトは年間通じてホームランを打っている。ショー(大谷)は最近かなり調子が良い。スイングが(以前より)格段に良くなっている」と笑顔。最近8戦4発と上り調子の大谷の打撃に手応えを示していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)