1試合両チーム計13本塁打のMLB新記録誕生 Dバックスは先頭打者から3連発
Dバックスはダイソン&マルテ&ペラルタが先頭から3者連続弾
■Dバックス 13-8 フィリーズ(日本時間11日・フィラデルフィア)
10日(日本時間11日)のダイヤモンドバックス-フィリーズ戦で、両チームが計13本塁打をマーク。メジャー記録を更新した。ダイヤモンドバックスは初回先頭打者から3者連続弾を放った。
ダイヤモンドバックスは初回、先頭打者のジャロッド・ダイソンがこの試合の初球をライナーでライトスタンドに叩き込むと、ケテル・マルテ、デビッド・ペラルタもこれに続いた。3本目を打たれたフィリーズ先発のジェラド・アイコフは茫然とした表情を浮かべた。
8日(同9日)にはエンゼルスのトミー・ラステラ、マイク・トラウト、大谷翔平がマリナーズ・菊池雄星から3者連続弾を記録。9日(同10日)にはナショナルズのハウイ・ケンドリック、トレイ・ターナー、アダム・イートン、アンソニー・レンドンが敵地パドレス戦で史上9度目の4者連続弾を達成しており、MLBでは3日連続となる3連発となった。MLB公式サイトによると、初回先頭打者からの3者連続弾は、同じくダイヤモンドバックスが2017年7月22日にナショナルズのマックス・シャーザー相手に記録した以来だった。
これが驚異の本塁打ラッシュの始まりだった。その裏にはフィリーズのセグラがソロ弾。ダイヤモンドバックスは3回に同点に追いつかれたものの、4回にはエスコバー、アビラが2ランと突き放す。すると、フィリーズのキンガリーが4回にソロ弾。3点差に迫ったが、ダイヤモンドバックスは5回にエスコバーが2ラン、バルガスがソロ弾を放った。
ダイヤモンドバックスの7点リードで迎えた8回にはキンガリーのソロ弾などでフィリーズが5点差とするも、9回にはダイヤモンドバックスのバルガスが2ラン。その裏、ホスキンス、ブルースのソロ弾でフィリーズが2点を追い上げたが、ダイヤモンドバックスが13-8で逃げ切った。
MLB公式サイトによると、これまでの1試合での最多本塁打記録は両軍計12本。いずれもタイガース-ホワイトソックス戦で、1度目は1995年5月28日(タイガー・スタジアム)、2度目は2002年7月2日(ギャレンティード・レート・フィールド)。ナ・リーグ記録は両軍計11本塁打で、過去に4度あった。