大谷が今季初盗塁 首位打者2度の名手はスタート称賛「捕手はノーチャンス」
本拠地ドジャース戦の7回2死一塁で今季初盗塁となる二盗をマーク
■エンゼルス 5-3 ドジャース(日本時間12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャース戦で「3番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場した。初回の第1打席で340日ぶりに対戦した前田健太から先制の右越え7号ソロを放つと、7回の第4打席では右前打。今季初盗塁も決めた。現役時代に2度の首位打者に輝き、ドジャース放送局「スポーツネットLA」で解説を務めるノマー・ガルシアパーラ氏は「スタートがあまりに素晴らしすぎる」と韋駄天男の加速に脱帽している。
豪快無双なパワーのみならず、この夜は足でも魅せた。今季10度目のマルチ安打となる右前打で出塁した直後の7回2死一塁。続くカルフーンの打席ではアグレッシブに二塁へスタートを切った。完璧なスタートダッシュに加え、大きなストライドでグングン加速。捕手・バーンズの送球は大きくそれて、悠々セーフとなった。今季初盗塁。このスピードはドジャース中継局「スポーツネットLA」でも話題になった。
「彼を刺すにはノーチャンスでした!」と実況が語ると、解説を務めるガルシアパーラ氏は「ペドロ・バエズから偉大なスタートを切りました。高めのファストボールでした。キャッチャーは素早い送球をしましたが、スタートがあまりに素晴らしすぎた。オースティン・バーンズにはノーチャンスでした」
バーンズはノーチャンス。1997年の新人王で、首位打者2回、球宴出場5回、ガルシアパーラ氏は唸るように語り、脱帽していた。自身もレッドソックス時代の2年目に22盗塁を記録した名手も大谷の初盗塁に感銘を受けていた様子だった。
(Full-Count編集部)