大谷翔平、弾丸3ランにエンゼルスOBも驚愕「どれだけの速さでボールが…」
初回の第1打席、打球角度19度、高さわずか16.5メートルの弾丸ライナー弾
■レイズ – エンゼルス(日本時間14日・タンパ)
エンゼルスの大谷翔平投手が3日(日本時間14日)、敵地レイズ戦に「3番・DH」で2試合連続スタメンし、2試合連続の本塁打を放った。初回の第1打席で左腕ヤーブローから、メジャー通算30号となる先制の3ラン。メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「どれだけの速さでボールが飛んで行ったんだ!」と脱帽する、驚愕の弾丸ライナー弾となった。
度肝を抜く一撃だった。初回無死一、二塁で打席に立った大谷。1ボール1ストライクからヤーブローの投じた89マイルのストレートを完璧に捉えた。左中間に飛んだライナーはスタンドに突き刺さるように飛び込んだ。
この一撃にあっけにとられたのは、ロサンゼルスで試合を中継するテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の解説者、エンゼルスOBのマーク・グビザ氏だった。
MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」によると、この一打は打球速度111マイル(約178.6キロ)、飛距離は414フィート(約126.1メートル)。打球角度は19度、わずか54フィート(約16.5メートル)の高さまでしか上がらない衝撃の弾丸ライナー弾に、グビザ氏は「どうしたらあんなに速くボールが飛ぶんだ」と驚きを隠せない様子だった。
レイズの中堅手はホームランキャッチなどの好守で有名なキアマイヤーだったが、グビザ氏は「キアマイヤーのところに打球が飛ぶと、彼の守備位置がどこであろうと、(ホームランになりそうな)打球を彼が奪ってしまうのかどうか静観しておかないといけません。しかし、今回は彼にも無理でしたね。壁に近づくこともできませんでした。ショウヘイ・オオタニによって、ボールが破壊されましたね!」と興奮気味にまくし立てていた。
(Full-Count編集部)