大谷翔平、スタイルの良さに敵地TVも溜息…「長い腕、長い脚、高身長。特別な才能」

父の日仕様ユニホームを着用し、出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
父の日仕様ユニホームを着用し、出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

運動能力や野球センスも絶賛「特別な才能を持っています」

■レイズ 6-5 エンゼルス(日本時間17日・タンパ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地レイズ戦に「3番・DH」で5試合連続でスタメン出場し、サイクル安打を達成した13日(同14日)以来3試合ぶり、今季12度目のマルチ安打をマークした。4打数2安打1四球と3度出塁し、チームも最後に追い上げたものの、5-6で惜敗。今季好調のレイズとの4連戦を2勝2敗で終えたが、敵地メディアは大谷の万能ぶり、スタイルの良さを称え、「世界一の二刀流選手」と高く評価した。

 大谷はこの試合、初回無死一、二塁で四球を選び、続くプホルスの先制犠飛を呼び込んだ。5回の第3打席では11打席ぶりのヒットを放ち、一時同点のホームを踏むと、トラウトの2ランで1点差に迫った土壇場9回にはピッチャー強襲の痛烈なヒット。後続が倒れて追いつくことはできなかったものの、大きな存在感を見せた。

 13日(同14日)から始まった敵地でのレイズ4連戦は、第1戦で左中間への弾丸ライナー弾を皮切りにサイクル安打を達成。14日(同15日)の第2戦は昨季サイ・ヤング賞の左腕ブレイク・スネルから左前打と押し出し四球を選んだ。15日(同16日)の第3戦は4打数無安打に終わったものの、「父の日」で水色のスパイクやプロテクターを着用したこの日はマルチ安打。4試合で16打数5安打、1本塁打、4打点、2四球、1盗塁と躍動し、能力の高さを見せつけた。

 4連戦最終日には、試合中に敵地メディアで大谷が話題に上がった。5回に右前打で出塁し、続くプホルスが打席に入っていた場面。一塁でリードをとる大谷について、敵地で試合をテレビ中継していた「FOXスポーツ・サン」の解説者、ブライアン・アンダーソン氏が突然、「ショウヘイ・オオタニ、見れば見るほど、体格に恵まれているだけでなく、野球センスも素晴らしいですね。優れた野球感覚を持っています」と絶賛した。

 実況が「彼は俊足ですね」と二刀流右腕のもう1つの能力を紹介すると、アンダーソン氏は再び「俊足なのは、彼よりも小さい選手が多いからです。彼は6フィート4インチで、ひょろっとしています。長い腕、長い脚、高身長。しかし、すべて上手くこなします。彼は特別な才能を持っています」と言及。身長193センチを誇り、手足も長いにもかかわらず、それを持て余すようなことがなく俊敏に動ける大谷の運動力に感心している様子だった。

「昨日も話しましたが、彼は世界一の二刀流選手です」

 最後にこう唸ったアンダーソン氏。大谷の底知れぬ能力に敵地メディアも脱帽している。

(Full-Count編集部)

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