ハマの守護神・山崎康に訪れた試練 復活導くチームメートの存在
繰り返された悪夢、真価問われるDeNA守護神
ハマの小さな守護神に試練の夏が訪れている。DeNA・山崎康晃。不動のクローザーは、5日の中日戦(横浜)に2点リードの9回から登板。しかし、2死から3失点で試合をひっくり返され、痛恨の逆転負け。降板後はベンチで涙を堪えるような姿が印象的だった。
その涙には、不甲斐ない己への腹立たしさがあったのだろう。今季2度目となる4日連続登板となったが、不安定な投球が続いていた。
直前の阪神3連戦(横浜)。初戦は同点の9回に自己ワースト4失点で勝ち越され、2戦目は2点リードの9回にセーブこそついたが1失点、3戦目は2点リードの9回に2失点で同点に追いつかれた。そして、中日戦で悪夢は繰り返されてしまった。
4試合で計3回2/3を10安打10失点。昨季は新人歴代最多の37セーブを挙げた若き守護神にとって、4試合連続の失点は2年目で初。「打たれたのが現実。その現実を受け止めたい」と話し、チームも1勝3敗と痛い星を落とした。