京都・龍田美咲がプロ入り初完封「川口監督に感謝の気持ちでいっぱい」

京都フローラの龍田美咲【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】
京都フローラの龍田美咲【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

埼玉アストライアの重量打線を7回2安打で完封

 女子プロ野球・夏季リーグは23日、愛知県・豊橋市民球場で行われ、京都フローラが埼玉アストライアは4-0で勝利した。

 2013年以来6年ぶりの豊橋開催となった一戦は埼玉アストライア・水流麻夏、京都フローラ・龍田美咲の若き投手が先発した。試合が動いたのは2回表だ。京都は1死1塁から7番田中亜里沙の右中間を破る適時二塁打で先制。さらに、9番佐々木の適時打で2点差に広げると、4回表には2死一、二塁から2番厚ヶ瀬が左前適時打。7回には村松の犠飛で4点差に広げた。

 投げては龍田が埼玉の重量打線を相手に強気に内角を攻める投球。6回までわずか1安打に封じ、最後まで落ち着いたマウンドさばきを見せた。7回を投げ76球、2安打の好投。夏季リーグ1勝目(今シーズン6勝目)をプロ初の完封勝利で飾り、チームの首位キープに貢献した。

 試合後、龍田は「絶対に自分のピッチングでリズムを作ろう!という思いでマウンドに上がりました。夏季リーグ、なかなか結果が出ずチームの勝利に貢献できない試合が続いていた中でもアドバイスをしてくださり、登板のチャンスを与えてくださった川口監督に感謝の気持ちでいっぱいです。試合中は完封は意識してなかったのですが、試合が終わって完封勝利を実感したときはとても嬉しかったです! まだまだ無駄な球が多く、終盤球が浮き始めるのでそういった球を無くしていき、体力強化もしていきたいと思います!」とコメントした。

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