【高校野球】10年連続の聖光学院が初出場のクラークを8回逆転で破る
8回に一挙4得点、2点差逆転
12日に行われた98回夏の甲子園大会6日目、第1試合は10年連続13回目の福島・聖光学院が初出場の北北海道・クラーク記念国際に5-3と逆転勝利した。
聖光学院打線は7回までクラークの背番号6のサイド右腕、平沢津がキレのある球に封じられていたが、8回に仕留めた。四球や安打、送りバントの相手失策で満塁とすると5番の小泉が走者一掃の三塁打で2点差を逆転。西川の犠飛でさらにリードを広げた。
クラークは平沢津が打つ方でも序盤、非凡なセンスを発揮。初回に右翼へ二塁打を放つと、4番の安田がタイムリー。3回も三塁打を放ち、安田が返すなど得点したが、相手の勢いを抑えられなかった。8回にもクラークは追撃のチャンスを作ったが、一塁走者の平沢津に打球が当たってアウトになる不運なプレーもあり、得点できなかった。
駒大岩見沢監督として指揮を執っていた佐々木啓司監督が就任し、通信制(全日制)の学校で野球を強化し、初出場を遂げたが、あと一歩で勝利を手にできなかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count