大谷翔平への期待は大きい? 安打→二塁打で地元中継局「またもやサイクルか?」
本拠地レッズ戦で左前打→右中間二塁打→四球&二盗→技あり左前打だった
■エンゼルス 5-1 レッズ(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレッズ戦で「3番・指名打者」で2試合連続スタメン出場。初回の第1打席で左前打を放つと、4回の第2打席では自己最速115マイル(約185.1キロ)の右中間二塁打を放った。8回には技ありの左前打で勝ち越し劇を演出。3打数3安打1四球1盗塁の活躍だったが、地元テレビ局は中継中に「またもやサイクルか?」と大盛り上がりだった。
4回先頭で登場した大谷は1ボール1ストライクから先発ロアークのスライダーを振り抜いた。右中間を破る一撃は打球速度185キロを記録。自己最速の打球速度だった。地元ロサンゼルスでテレビ中継している「FOXスポーツ・ウエスト」は大谷祭りの様相を呈していた。
名物実況のビクター・ロハス氏は「オオタニ、右中間に飛ばしました。フェンスに当たった。オオタニは二塁に向かう。先頭打者二塁打ですよ。明日もブルペンで投球練習をしなければいけないかもしれませんね。右中間を切り裂きました! オオタニは今季5本目の二塁打です!」とまくし立てた。
この日の試合前には昨年10月に右肘靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた後、初めてブルペン入り。44球投げていた二刀流の好調ぶりに、ジョークを交えながら大興奮状態だった。
すると、解説を務めているメジャー通算132勝のマーク・グビザ元投手は「もしかすると、またもやサイクルヒットコースですか?」と興奮気味。13日(同14日)の敵地・レイズ戦で日本人史上初となるサイクルを達成したばかりだが、偉業再び、とばかりにテンションを上げていた。
続けてロハス氏が「ナチュラル・サイクルはどうでしょうね」と提案すると、グビザ氏も「イエース!」とノリノリ。安打、二塁打、三塁打、本塁打と順番に達成する離れ業への期待感で大盛り上がりだった。
グビザ氏は「高めのボールです。見逃しませんね。彼のスイングのバランスはあまりに良すぎる。右中間へのライナーでしたね。プイグがいました。捕球を急ぎましたが、オオタニ! 速すぎるよ!」とスイングと走力を手放しで絶賛。レッズの右翼手は強肩、快足で知られるプイグだったが、それも及ばない完璧な二塁打。「プイグは右翼手として完璧な処理を見せましたが……」とロハス氏は大谷の一撃に脱帽していた。
(Full-Count編集部)