大谷翔平の“曲芸打ち”に専門家も驚き「信じられないくらい素晴らしい打撃」
内角低めのボール球に両足を引きながら、腕を畳んで左前へ
■エンゼルス 5-1 レッズ(日本時間27日・アナハイム)
26日(日本時間27日)の本拠地レッズ戦で今季4度目の猛打賞を記録したエンゼルスの大谷翔平投手。「3番・DH」で2戦連続スタメン出場すると、3打数3安打の大活躍を見せた。
初回の第1打席で左前打を放つと、4回の第2打席で右中間二塁打。6回の第3打席で四球と二盗を決めると、8回の第4打席では、内角のボールに体勢を崩されながら、左前へと運ぶ技ありの一打を放って勝ち越し劇を演出した。
この4打席目の一打が強烈だった。同点の8回無死二塁、3番手右腕イグレシアスが投じたフォーシームは内角低めの明らかなボール球だった。大谷はこのボールに対して、両足を引きながら、腕を畳んで弾き返す驚愕のバットコントロールを見せた。
この“曲芸打ち”には、レッズの本拠地オハイオ州シンシナティで試合を中継している「FOXスポーツ・オハイオ」で解説を務めたクリス・ウェルシュ氏も衝撃を受けた様子。この一打を目の当たりにすると「オオタニの信じられないくらい素晴らしい打撃でした。内角低めでした」と語った。
さらに続けて「ジョーイ・ボットのようでしたね。ボットは何度も膝の高さの内角の球をレフトに打っています。ほとんどの左打者はあのような球を引っ張ろうとして、ライト側へのファウルとなります」と解説。レッズで通算1797安打を放ち、2010年のナ・リーグMVPに輝いた安打製造機になぞらえて賛辞を送っていた。
(Full-Count編集部)