“オオタニ効果”は野球だけじゃない 地元紙が球団&地域に与えた経済効果を特集
大谷は「年俸の2倍か、それ以上の収益を球団にもたらした」
27日(日本時間28日)の本拠地アスレチックス戦で10号2ランを放ったエンゼルスの大谷翔平投手。出場9試合ぶりの一発で、松井秀喜氏以来、日本人5人目となる2年連続2桁本塁打とした。
6月に入って好調を維持している大谷は、自己最多タイとなる月間7本塁打目。月間打率は.329、長打率.671、OPS1.033と出色の成績を残しており、エンゼルスも今季最多となる貯金「2」までチーム成績を上向かせている。
前の2番を打つトラウトとの“トラウタニ”コンビでエンゼルス打線に好影響を与えている大谷の打撃。だが、大谷翔平がエンゼルスに、そして、本拠地にもたらした効果はこれだけではないようだ。
地元紙「LAタイムズ」は、大谷がもたらした“経済効果”について特集記事を掲載。記事によると、エンゼルスにメジャー最低年俸の54万5000ドル(約6074万円)で加入した大谷が「年俸の2倍か、それ以上の収益を球団にもたらした」と指摘している。
エンゼルスは大谷がどれほどの収益をもたらしているかは、明らかにはしていないという。それでも、記事では「大谷が入団して以降、いくつかの日本の企業と新しいスポンサー契約に合意した、と球団社長のジョン・カーピーノ氏が語った」とし、また「昨季、大谷が本拠地で先発登板した5試合における観客動員数が11%増えた」ともレポートしている。
この“オオタニ効果”は本拠地アナハイムだけでなく、同じカリフォルニア州オレンジ郡の他都市にも及んでいるようで「オオタニが(日本から)ここにやってきたことで恩恵を受けているのは、オレンジカウンティのビジネスだけではない」と言及。同じオレンジ郡のコスタ・メサにあるショッピングモール「サウスコースト・プラザ」にも、多くの日本人観光客が来店しているという。
(Full-Count編集部)