大谷翔平、2打席連続二塁打で今季18度目マルチ 続く打者の左飛で快足飛ばし三塁陥れる
第3打席で右中間を真っ二つに破る二塁打、第4打席では左翼越え二塁打
■レンジャーズ – エンゼルス(日本時間4日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。第3打席で右腕フラドから痛烈な二塁打を放ち、3試合連続安打とすると、第4打席も二塁打。今季18度目のマルチ安打とした。
大谷は初回2死走者なしでは内角へのツーシームを自信を持って見送ったが、判定はストライク。微妙なジャッジに悔しそうな仕草を見せた。さらに、カルフーンの適時打、トラウトの3ランで4点を先制した直後の3回は1死走者なしでニゴロと2打席連続凡退した。
2点差に迫られた6回、エンゼルスはトラウトが打球速度111マイル(約178キロ)でレフトに叩き込む強烈な2打席連続本塁打。3点差へとリードを広げると、続く大谷は内角高めへのツーシームを捉え、打球速度105マイル(約169キロ)のライナーで右中間を真っ二つに破る二塁打。3試合連続安打とし、続くアップトンの左前打で生還した。
そして、第4打席も快音を響かせた。8回先頭で打席に立ち、1ボールから右腕バルデスの外角低めへのツーシームを捉える。打球はグングンと伸び、懸命に追う左翼手カルフーンの頭上を越えた。2打席連続の二塁打で今季18度目マルチ。さらに、続くパーカーの左飛で快足を飛ばし、三塁へとタッチアップ。驚異的なスピードでセーフとなった。
エンゼルスは、1日(同2日)にタイラー・スカッグス投手が遠征先のホテルで急死するという悲劇があり、一夜明けた2日(同3日)は9-4で勝利。大谷は代打で仲の良かったスカッグス投手に捧げる2試合連続安打を放っていた。6月は打率.340、OPS(出塁率+長打率)1.091という圧巻の成績をマークし、月間9本塁打、32安打、22打点はいずれも自己最多。6月30日(同1日)のアスレチックス戦では今季初、昨年9月5日(同6日)の敵地レンジャーズ戦以来298日ぶりの1試合2本塁打を放つなど、好調を維持している。
(Full-Count編集部)