大谷翔平が止まらない 最近1か月は打率.389、ここ6試合で4度のマルチ安打
メジャー92勝右腕から2安打で今季19度目マルチ、チームの連勝は止まるも好調維持
■レンジャーズ 9-3 エンゼルス(日本時間5日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で2試合連続スタメン出場し、5打数2安打と今季19度目のマルチ安打を記録したが、チームは3-9で敗れた。それでも、好調さは変わらず。レンジャーズとの3連戦を打率5割で終え、6月4日(同5日)からのちょうど1か月で打率.389を記録していると、試合後のゲームノートで特筆されている。
大谷は初回1死走者なしでメジャー通算92勝右腕リンの外角ボール球のツーシームを打ち、右寄りの“シフト”で大きく空いた三塁線を抜く鮮やかな左前打。4試合連続安打とすると、1-1の同点で迎えた3回2死一塁の場面では、95マイル(約153キロ)の直球を打ち、今度はバットを折りながらもセンター前に運ぶヒット。前日から4打席連続安打で、今季19度目のマルチ安打とした。
その後は3打席凡退に終わり、9回には最後の打者に。エンゼルスも3-9で敗戦。1日(同2日)にタイラー・スカッグス投手が急逝する悲劇があってから、悲しみを乗り越えて2連勝を飾っていたが、ストップした。ただ、大谷のバットからは快音が響き続けている。
試合後のゲームノートには、2日連続で大谷の好調ぶりを示すデータが記載された。マルチヒットは2試合連続で、最近4試合中3試合、6試合中4試合で記録。さらに、6月4日以降の1か月で28試合に出場し、95打数37安打の打率.389をマークしていると特筆している。スカッグスと仲の良かった大谷は、3日(同4日)に「切り替えろという方が無理だと思うので。それはまぁ無理に盛り上げていかないといけないかなと。まだまだポストシーズンの可能性もありますし、シーズンは待ってくれない」と話していたが、悲劇の後の3試合で10打数5安打の打率.500と奮闘。圧巻の活躍を見せている。
今季打率は.310まで上昇。OPS(出塁率+長打率)も923と昨年(.925)とほぼ同じ数字になってきた。このまま好調を維持すれば、成績はさらに伸びていきそうだ。
(Full-Count編集部)