ロッテ井口監督「しっかり二木が投げてくれた」8回4安打2失点の右腕を称賛

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

1点ビハインドの8回に井上の2点適時打などで逆転に成功

■ロッテ 4-2 西武(5日・ZOZOマリン)

 ロッテは5日、本拠地ZOZOマリンスタジアムに戻って西武と対戦し、4-2で逆転勝利を飾った。1-2で迎えた8回に、一挙3得点を挙げて試合をひっくり返し、本拠地6連戦の初戦をモノにした。

 23歳のロッテ二木と、21歳の西武今井という、若い両投手の投げ合いとなった試合。5回まで共に得点を与えない投手戦となった。1-1で迎えた8回、二木は先頭打者の栗山に初球の真ん中へ甘く入ったスライダーを右翼ポール際に運ばれる4号ソロを被弾。終盤で痛い勝ち越し点を奪われた。

 だが、ここからロッテ打線の反撃が始まった。直後の8回裏。1死からレアード、清田の連打で一、二塁とし、今井を降板させると、その後、1死満塁とチャンスを広げて7番井上が打席に。西武3番手・平井との勝負は、まず2球目の暴投で同点。さらに二、三塁で、井上は外角低めのスライダーに膝をつきながらもバットを合わせて、中前に運び、走者2人が生還。4-2と勝ち越しに成功した。

 若い投手の投げ合いに井口資仁監督は「お互い譲らない展開になって、途中は先行されましたけれども、しっかりと二木が8回まで投げてくれた。それが逆転につながったと思います」と、強打を誇る西武打線を8回4安打2失点に抑えた二木を称賛した。

 角中が復帰した打線については「まだ調子の悪い選手はいますが、ようやく揃ってきた。(試合数は)もう半分過ぎているので、しっかりとスパートをかけていきたい」と指揮官は力強く語った。オールスター前最後の6連戦初戦を勝利で飾ったロッテ。「良い形で取ったので残り5戦、しっかり勝っていきたい」と、ここからの浮上を誓った。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY