ダルビッシュ快投に地元メディアは続々称賛「136億円の期待通りの男に見えた」
6回2安打無失点8Kの快投も…「勝敗つかずが今季メジャー最多の13度目」
■カブス 4-3 パイレーツ(日本時間13日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は12日(日本時間13日)、後半戦初戦となる本拠地パイレーツ戦に先発し、6回2安打無失点8奪三振1四球と快投した。打線の援護がなく、13試合連続白星無しとなったものの、チームは4-3で勝利。チームの白星に大きく貢献した右腕の圧巻の投球を地元メディアも「期待していた通りの男」「輝いた」などと絶賛している。
ダルビッシュは初回を3者凡退でスタートすると、5回先頭のベルまで13打者連続アウトとパイレーツ打線を圧倒。13個のアウトのうち7個が空振り三振だった。味方打線も相手先発アーチャーに抑え込まれる中、6回は初めての四球などで2死一、二塁とされたが、マルテを遊飛に仕留めて降板となった。
チームは7回に3点を奪いながら、8回に同点に追いつかれる。しかし、その裏にヘイワードの勝ち越し打が飛び出し、接戦を制した。ダルビッシュに4月27日(同28日)の敵地ダイヤモンドバックス戦以来76日ぶりの白星はつかなかったものの、勝利に導く快投だった。
MLB公式サイトは「ダルビッシュが6回無失点とし、カブスがパイレーツに勝利」とのタイトルでこの試合について速報。「ダルビッシュはカブスでの最高の登板を見せ、カブスが6年1億2600万ドル(約136億円)の契約時に期待していた通りの男に見えた」と伝えた。これこそがダルビッシュの本来の投球だと見ている。
そして「金曜日の午後、ダルビッシュは5回にヒットを打たれるまで、最初の13人をアウトにした。ダルビッシュは全6球種を混ぜてストライクを投げ、8奪三振、たった1与四球だった。右腕は6回を投げ、被安打2とし、オープナーを除き、勝敗つかずが今季メジャー最多の13度目となった」とレポート。なかなか勝敗がつかないという今季のダルビッシュの奇妙な記録を紹介した。