スカッグス追悼試合で母が投じた“奇跡の1球”にファン感涙 「泣かせないで」
エンゼルスの継投ノーノーはスカッグス母の始球式で始まる
■エンゼルス 13-0 マリナーズ(日本時間13日・アナハイム)
エンゼルスは12日(日本時間13日)、本拠地マリナーズ戦で史上13度目となる継投でのノーヒットノーランを達成した。この日は急逝したタイラー・スカッグス投手の“追悼試合”として試合前にはセレモニーが行われた。始球式を務めたスカッグスの母親が見せた“奇跡の1球”にファンは感動している。
エンゼルスは初回に打者一巡の猛攻で一挙7点を奪うなど13安打13得点と打線が爆発。さらにオープナーを採用した先発コールが2回無失点、2番手のペーニャが9回まで無安打無得点で締めくくり史上13度目の継投でのノーヒットノーランを達成した。
試合前には急逝したスカッグスの追悼セレモニーが行われ、スカッグスの母親が始球式で見事なストライク投球を見せた。MLB公式サイト内の人気コーナー「Cut4」公式ツイッターは「スカッグスのママ、デビーが今夜試合前に行われた息子を追悼するセレモニーで完璧なストライクを投げた」とコメントを添え、動画を公開した。
「すごい、完璧だ」
「なんて投球。安らかに、タイラー」
「彼はお母さんから才能を授かったんだね」
「タイラーのママは強い女性だ」
「美しい」
「感動的。悲しいけど素晴らしい」
「素晴らしい子供に捧げる素晴らしい投球」
「泣かせないで」
「ソフトボールのコーチだったんだよ」
“追悼試合”でスカッグスママが投じた完璧な1球にファンからは多くのコメントが寄せられた。「感動的」「彼はお母さんから才能を授かったんだね」「泣かせないで」――。継投でのノーヒットノーランで弔い星を捧げたエンゼルス。後半戦もチーム一丸となって勝利を目指していく。