大谷、トラウトいなくても不動の3番スタメン 指揮官「大谷の前に出塁できる選手を…」
トラウトについては軽症強調、大谷2番起用は「思惑の中には入ってない」
■エンゼルス – アストロズ(日本時間16日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地アストロズ戦(同午前11時07分開始)に「3番・DH」で今季最長の9試合連続でスタメン出場する。前日のマリナーズ戦で右ふくらはぎの張りを訴え、3回の守備でベンチに退いた主砲のマイク・トラウト外野手はメンバー入りせず。指揮官は、代わりにアンドレルトン・シモンズ内野手を2番に起用したことについて「オオタニの前に出塁できる選手を置きたかった」と説明している。
心配されるトラウトの状態について、オースマス監督は「トラウティーに関しては具体的な近況報告はない。彼はMRIを受けている。良い状態だと彼は話していた。(離脱が)長引くものだとは、今でも考えていない」と改めて軽症を強調。長期離脱にはならない可能性だが、不動の2番として打線を牽引してきたメジャーNO1プレーヤーの不在は大きい。
トラウトの代わりに2番に置いたのはシモンズ。その理由については「オオタニの前に安打を打ったり出塁できる選手を何人か置きたかった」と明かした。3番の大谷に打点を稼いでもらいたいという考えは変わらないようだ。そのまま打順を上げて2番・大谷、3番・アップトンという形は考えなかったのかを聞かれると、「それは可能だったかもしれないが、私の思惑の中に入っていない。私の中で他に考えていたこととしては、彼らはオープナーを使ってくるから、カルフーンを2番にする可能性もあったということ」と話した。
相手先発の右腕ジョシュ・ジェームズは今季35試合登板で4勝0敗、防御率4.91。「オープナー」として1イニングのみ登板する予定で、そのために左打者のカルフーンを2番に起用することも考えたというが、結果的にはシモンズを選んだという。
大谷の今季通算成績は、56試合出場、打率.300、14本塁打、39打点、OPS(出塁率+長打率).911。トラウト不在の打線を牽引し、後半戦初本塁打となる15号弾を放つことはできるだろうか。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)