ロッキーズ、エース11失点大炎上の敗戦を地元紙酷評 「紛れもない大惨事」
続く第2試合も落としたチームは7月2勝8敗、借金2で地区3位に転落
■ジャイアンツ 19-2 ロッキーズ(日本時間16日・コロラド)
ロッキーズは15日(日本時間16日)、本拠地でジャイアンツとダブルヘッダーで対戦。第1試合を2-19の大敗で落とした。勝率5割で迎えた一戦でのエース右腕ヘルマン・マルケス投手の大炎上を地元紙が酷評している。
「ヘルマン・マルケスはキャリア最悪の内容でジャイアンツに11得点を許し、19-2でジャイアンツに大敗した恥ずかしい試合の口火を切った」
こう見出しを付け、エース右腕の大乱調を伝えたのは地元紙「デンバーポスト」だった。
最下位ジャイアンツとのダブルヘッダー第1試合を任されたのは昨季14勝のエース右腕マルケス。勝てば貯金の大事な一戦。だが、初回先頭打者から2連打を許すと、犠牲バントを挟んで4番ディカーソンの適時打であっさりと先制を許す。
さらに5番クロフォード、6番ヤストレムスキーに2者連続ホームランを喫し、一挙5失点となってしまった。2回は無失点に抑えたマルケスだったが、3回は5連打を許すなど再び5失点で降板。代わったティノコがポージーに2ランを許し、2回2/3、11失点の大炎上となった。
記事では、3回表の7失点はロッキーズが今季1回で許した最多の失点であったと紹介。あまりの惨状に「恥ずかしい。醜い。紛れもない大惨事」「この試合は、まさにこんな言葉がぴったりだった」と酷評している。
また、試合後のマルケスが「今日は何もできなかった。見ていてもそれがよくわかっただろう」と語り、お手上げ状態だったことを紹介。女房役のウォルターズ捕手は「今日のこの試合についてはあんまり考えたくない。こんな試合になることも時にはあるよ。次の試合もあるから、忘れないといけない」と第2試合に向けて切り替えなければいけないと話している。
しかし、この後に行われた第2戦も1-2で落としたロッキーズは借金2となり、ナ・リーグ西地区3位に転落。7月は2勝8敗と大きく調子を落とし、地区首位ドジャースとは16ゲーム差まで離されてしまった。ワイルドカード圏内とは2ゲーム差につけているだけにエースの復活が待たれる。
(Full-Count編集部)