大谷、“快足先制打”に続く痛烈中前打で今季20度目マルチ　「ボブルヘッドデー」に躍動

来場者先着3万人に大谷の首振り人形配布、エンゼルスは初回に大谷先制打から一挙6得点

■エンゼルス – アストロズ（日本時間17日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、本拠地アストロズ戦に「3番・DH」で今季最長の10試合連続でスタメン出場し、初回に2試合ぶりのヒットとなる先制打を放った。さらに、2回にも快音を響かせ、2打席連続ヒットで今季20度目のマルチ安打をマーク。大谷の首振り人形（ボブルヘッド）が来場者先着3万人に配布された一戦で“主役”が期待に応えている。

　大谷は0-0で迎えた初回、無死一、三塁の好機で「オープナー」のメジャー通算92セーブ右腕、ロンドンと対戦。96マイル（約154キロ）の直球を三遊間へ転がすと、快足を飛ばした。相手遊撃手が必死に送球したものの、大谷のスピードが上回りセーフ。先制の適時内野安打となった。エンゼルスはこの回、打者一巡の猛攻で一挙6得点。「オープナー」のロンドンを2/3回でKOした。

　そして、2回に早くも2打席目が回ってきた大谷は、1死走者なしで2番手右腕デベンスキーの初球の95マイル（約153キロ）を痛烈なライナーでセンター前に弾き返し、2打席連続のヒット。さらに、続くアップトンへの2球目でスタートを切り、今季6個目の盗塁を決めた。しかし、アップトンの遊ゴロで飛び出してしまい、挟まれてアウトとなった。

　連続出塁は自己最長を更新する「12試合」に。大谷の今季通算成績は、試合前まで57試合出場、打率.294、14本塁打、39打点、OPS（出塁率+長打率）.897となっており、58試合目の出場で40打点に到達した。また、エンゼルスは後半戦に入って負けなしの4連勝と好調を維持している。

（Full-Count編集部）