実戦形式の投球練習に登板した田中将大の復調にバッター役が太鼓判 メジャー復帰は「ものすごく近い」
負傷後初めてシミュレーティッドゲームに臨んだ田中
右肘靭帯部分断裂でリハビリ中のヤンキース田中将大投手が28日(日本時間29日)、負傷後初めてシミュレーティッドゲームと呼ばれる実戦形式の投球練習を行い、49球を投げ込んだ。
その復調具合について、バッター役を務めたヤンキースのブレンダン・ライアン内野手が太鼓判を押している。ESPNが「マサヒロ タナカ まだやるべきことは残されている」との見出しで報じている。
田中は2-3でサヨナラ負けしたタイガース戦開始前の敵地コメリカ・パークで、ライアン相手に49球を投げた。
「私は楽観的だ。彼が次のステップに進めないような兆候は何も見受けられなかった。腕に違和感を覚えるようなところもなかった。今日のような(ピッチングをした)翌日は自然の筋肉痛があると思うが、私は楽観的だ」
終了後、ジョー・ジラルディ監督はこう語ったという。
3回を想定し、イニング間の休憩も取りながら行われる実戦形式の投球練習は30分間に及んだ。1イニング目に2本の安打性の打球を打ち返され、3イニング目には長打性の当たりを打たれた。ただ、23日のフリー打撃でも打席に立ち、本来は右打ちながら、この日は左打席にも入ったライアンは田中の復調を感じ取ったという。