大谷翔平のメジャー“自己最速代打”の理由とは? 指揮官「オープナーを使うため」
2回2死一、二塁で前田から代打先制打 2回代打はメジャー“最速”だった
■エンゼルス 5-4 ドジャース(日本時間24日・ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ドジャース戦の2回に代打で登場。前田健太投手との日本人対決で先制の右前適時打を放った。切り札の代打起用について、オースマス監督は「オープナーを使うため」と説明した。
早い代打登場だった。2回2死一、二塁。オープナーとして先発したコールの代打で登場した。前田の初球、低めチェンジアップを見送り、1ボールからの2球目。内角高めへの93.1マイル(約149.8キロ)のフォーシームをジャストミートした。右前へ打ち返す先制タイムリーだ。これが今季代打初打点となった。
ナ・リーグ本拠地試合で、大谷がベンチスタートとなった6月22日のカージナルス戦で3回で代打起用していたが、2回での代打起用はメジャー“最速”だった。試合後、オースマス監督は「オープナー(の右腕コール)を使うため、ショウヘイには最初の2回、早めの代打起用となる可能性を伝えていた」と起用法を説明した。
今季の代打成績は7打数3安打。また、この日の1安打で打率3割に乗せた。前田とは渡米後3度目の対戦で、6月11日のエンゼルスタジアムでの一戦では先制7号ソロ。昨季の対戦を合わせ、渡米後は5打数2安打1本塁打2打点となり、相性はいい。「マエダとのマッチアップとは限らない。確かに(大谷は)右腕とのマッチアップの方が好ましい。相手が右腕、走者一、二塁の状況で、点を入れるチャンスだった」と話した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)