元鷹・攝津正氏が都市対抗準決勝で始球式 現在は「趣味に時間を」
始球式については「久しぶりだったので届くかなと思ったのですが…」
昨季限りで現役を引退した元ソフトバンクの攝津正氏が24日、第90回都市対抗野球大会の準決勝第2試合の始球式に登場した。
攝津氏は2001年から2008年までJR東日本東北に在籍していた当時のユニフォームを着用して登場。始球式を終えると、「懐かしいですね。当時を思い出します」と晴れやかな笑顔を見せた。この日のために自宅で練習をしていたといい、投球については「久しぶりだったので届くかなと思ったのですが、届いてよかった。高めに行ってしまったので、しっかり投げればよかった」と悔しがった。
JR東日本東北に在籍していた8年間で都市対抗に6度出場している攝津氏は当時を振り返り「予選の難しさを感じていました。し烈なトーナメントですし、一つのミスも許されない緊張感のある試合をやっていました」と話し、「社会人野球で揉まれた経験がプロの世界でも役に立ちました」と懐かしんだ。
現役引退後はプロ野球解説やラジオ番組などに出演し、活動の幅を広げている攝津氏。趣味の釣りやゴルフを楽しんだり、現役時代はなかなかできなかったという家族サービスにも精を出しているという。「これまでできなかった趣味に時間を費やしています。いい時間を過ごすことができていますね」と充実した表情で語っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)