BC栃木、丸刈りブラジル助っ人が夢見るNPB入り 「今後も日本で野球をしたい」
ここまで打率.335、7本塁打、40打点の活躍を見せるルーカス・ホジョ
ブラジル生まれのBCリーグ栃木2年目、ルーカス・ホジョ内野手が後期に入って爆発的な打撃でチームを首位に導いている。
前期は打率.294、1本塁打、15打点だったが、後期に入って打率.335で本塁打も7本放ち、打点は40とルーキーイヤーの昨年(34打点)を早くも上回った。7月24日群馬と乱打戦で、13-13で引き分けた試合では、5号2ラン、6号3ラン、7号満塁弾で9打点と当たりまくったが、27日の巨人3軍戦でも6回に8号2ランを放った。
26日の武蔵戦で4打数無安打に終わると「気分転換する」と自分でバリカンを持ち出し、丸坊主にして心機一転。「練習を真面目に取り組んだ成果が出た」と結果を出した。2013年の第3回WBCではブラジル代表として、本戦に出場。福岡では侍ジャパンを苦しめた。
ヤクルトの関連会社が経営するブラジルの野球アカデミーからMLBフィリーズとマイナー契約。3年間ベネズエラのルーキー級サマーリーグで修行。一時はフランスでもプレーした。BCリーグ栃木の本拠地・小山はブラジル関係者が多いことで知られるが、その縁もあって、昨年BCリーグ栃木に入団した。
NPBを目指すホジョは西岡剛内野手からアドバイスももらっている。「左肩が上がらないようにと、練習の時から右方向へのバッティングを実践している」と一流プレーヤーからの教えを実践。栃木でのプレーが水に合っているようで「今後も日本で野球をしたい。NPBに目標をおきながら、まずチームの地区優勝、プレーオフへの力になりたい」と力を込めた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)