大谷翔平の“逆方向”二塁打に全米実況興奮「だから見るのが楽しいのです」
全米中継された敵地インディアンス戦で4打数2安打 解説は「大変ユニークなアプローチ」
■インディアンス 7-2 エンゼルス(日本時間4日・クリーブランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地のインディアンス戦で「3番・指名打者」で2試合連続先発出場。2打席凡退で迎えた6回の第3打席で左翼線二塁打を放ち、8回の第4打席で三塁内野安打。2試合ぶり今季24度目のマルチ安打をマークした。全2得点に絡む活躍だったが、チームは完敗。3連敗となった。
5点を追う6回1死一塁。先発右腕プラトコから左翼線にギリギリ入る二塁打を放った。打球速度89マイル(約143.2キロ)。8月は初安打で4試合連続出塁に伸ばし、続くアップトンの左犠飛につなげる一打となった。
この日は「FOXスポーツ」で全米中継された。実況はジャスティン・カッチャー氏、解説は米誌「スポーツ・イラストレイテッド」のトム・バードゥッチ氏だった。
実況「オオタニがレフトに打ちました。フェアです。フレッチャーが三塁に向かいます。オオタニ、逆方向への二塁打です。だから、彼を見るのはとても楽しいのです」
解説「彼のアプローチはとても良いです。インサイドアウトで打っています。大変ユニークなアプローチだと思います。ボールが入ってくる時に背中を向け、投手に背番号を見せていますね。右足はプレートの近くに着地します。手だけでなく、胴も使ってインサイドアウトで打っています。そのため、彼はプレートを広くカバーしています。ボールを遠くに飛ばせるのです。この打席では、正にそうでしたね」
全米中継で広角へ長打を打てることを“証明”した大谷。8回の三塁内野安打と合わせ、昨季の23度を超える今季24度目のマルチ安打をマークした。次は勝利へ導く8月初アーチを期待したいところだ。