ロッテ4連勝で4位タイに浮上! “お得意様”ホークス相手に井口監督「連勝で締めたい」
レアードが勝ち越し2ランに「いいところで打ってくれた」
■ロッテ 5-3 ソフトバンク(7日・ZOZOマリン)
ロッテは7日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでのソフトバンク戦を5-3で勝利し4連勝を飾った。同点に追いつかれた直後の8回にレアードがこの試合2本目となる31号2ランで決着。5月26日以来の貯金1とした。
相性のいいソフトバンクを相手に序盤から攻勢だった。初回、1死から2番マーティンが4号ソロで1点を先制すると、4回には4番レアードが自身2年ぶりとなる30号2ランを放ち、3-0とリードを広げる。
7月7日以来、1か月ぶりの先発となった土肥は2回の二死満塁のピンチを切り抜けると、ソフトバンク打線を相手に、3回以降は的を絞らせない投球で、自己最長となる7回を6安打無失点で、首脳陣の起用に応えた。
しかし8回、ここまで好リリーフでチームを支えていた松永が、2死一塁から3連打を浴び3失点。一挙に同点とされるが、その裏にレアードがこの日2本目となる31号2ランを放ち、これが決勝点となった。
試合後、井口監督は「いいところでレアードが打ってくれましたし、マーティンも先制弾。本当にここって時に打ってくれたと思います」と、両外国人の活躍を賞賛。11試合本塁打のなかった4番について「(この本塁打で)いい形になってくれれば。4番が鍵になってくると思うので、調子を上げてくれれば」と、7月8日以来の1試合2本塁打を放った助っ人の復調を期待した。
打球を膝に受けるアクシデントに見舞われながらも、自己最高となる7回を投げ、6安打無失点の好投を見せた土肥には「途中、アクシデントはありましたが、7回までしっかり投げてくれたし、素晴らしいピッチングをしてくれた。なんとか白星をつけてあげたかった」と、その労をねぎらった。
これで4連勝。4カード連続で勝ち越しを決め、5月26日以来の貯金1としたロッテ。井口監督は「連戦の中で中継ぎも頑張っている。明日は10連戦の最後なので、なんとかこのカード連勝で締めたい」と、今季12勝5敗と得意のソフトバンク戦、今季2度目の同一カード3連勝へ向け、気持ちを滾らせていた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)