【幕張の涼風~M☆Splash!!通信】爽やかな笑顔が光るメンバー随一の“筋肉美” バレエで培ったしなやかなダンスが自慢
ダンスアカデミーで講師も務める5年目のYUKIさん「生徒が大きな声で名前を呼んでくれるんです」
混戦模様のパ・リーグで3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)出場を狙う千葉ロッテマリーンズ。チームスローガンを「マウエ↑」とする今季は、猛暑8月からの巻き返しを期す。本拠地ZOZOマリンスタジアムでの開催試合が多い今月。球場に足を運ぶファンとともにアツい応援を届けるのが、チアパフォーマー「M☆Splash!!」だ。グラウンドで繰り広げられる真剣勝負に、元気いっぱいのダンスで華を添える19人のメンバーを、「Full-Count」では定期的にご紹介。第3回は、5年目の筋肉美女「YUKI(ゆき)」さんだ。
リーダーのASUKAさん、SAYOさんと並び、今年で5年目を迎えるベテランメンバーのYUKIさん。入った当初は「緊張しかしていなかった」というが、先輩や仲間たちのサポートを受けながら成長を遂げ、今では欠かせない中心メンバーとなった。
3歳から始めて今でも続けるクラシックバレエ。そこで身につけたしなやかな身のこなしとキレのある華麗なターンは、「M☆Splash!!」としてのパフォーマンスでも随所に発揮されている。幼い頃からダンス漬けの毎日で、ほとんど野球と接点はなかった。「高校の時に応援部として高校野球の応援に行ったくらいですね」というYUKIさんが「M☆Splash!!」入りしたのは、知人からの勧めがあったからだ。
「ダンスの仕事がしたくて、いろいろオーディションを受けていた時、知り合いに『プロ野球にもチアがあるんだよ』って教えてもらったんです。そこで『M☆Splash!!』の存在も知って、応募してみました」
ロッテファンと言えば、球界屈指の情熱を持つことでも知られる。1年目は客席でファンと一緒に応援していたYUKIさんは、「あの熱気にビックリしました。とにかくすごかったですね。迫力に圧倒されました」と当時を振り返る。このファンとの距離感の近さこそ、パフォーマーとしての醍醐味を生み出してくれる。
「ファンの皆さんの反応をストレートに感じることができますし、『頑張ってね』と声を掛けていただくこともあります。初めてお会いする方から『YUKIさん』って名前で呼ばれることもあって、すごくうれしくなりますね。男性はもちろんですが、『M☆Splash!!』は女性やお子さんに憧れられる存在であることが目標の1つでもあるので、女性やお子さんに『いつも元気をもらっています』と言っていただくことも多くて、本当に感謝しています」
今ではマリーンズ・ダンスアカデミーの講師も務めている。「イベントや球場に生徒が来て、大きな声で名前を呼んでくれるんです」と、うれしそうに笑顔を絶やさないYUKIさん。「ダンスは身体の一部です。身に染みついているし、やっていないとダメですね」というほど大きなダンス愛に溢れている。