大谷翔平は「190cm超のイチロー」!? 敵地メディアが逆方向への鮮やか安打に唸る
逆方向への鮮やかなヒットに敵地メディアが唸る「どうやって…」「イチローのよう」
■エンゼルス 5-4 Rソックス(日本時間12日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地レッドソックス戦に「3番・DH」で4試合連続でスタメン出場し、5打数3安打2打点2三振と今季7度目の“猛打賞”の活躍で5-4での勝利に貢献した。3安打は、2本が左前打で、1本が中前打。3本目のヒットが飛び出した後には、敵地テレビ局の解説者も「イチローのよう」と称賛した。
初回、無死一、二塁の好機で内角直球を左前に運ぶ左前打を放った大谷は、1点リードで迎えた2回は2死満塁の絶好機でチェンジアップを右手一本で中前に運ぶ2点タイムリー。2試合連続のマルチ安打とすると、試合を中継していた敵地メディアでは専門家が唸っていた。
ダブル解説者体制だったボストンの地元テレビ局「NESN」でデニス・エカーズリー氏が「オオタニはチェンジアップをバットの先でセンターに打ちました」と語り、もう一人の解説者のジェリー・レミー氏は「ただ素晴らしいです。第1打席では内角低めの直球を逆方向に打ちました。今回はプレートから4インチ(約10センチ)外のチェンジアップをセンターに落とし、2点入れました」と言及。内角の直球、外角の変化球に対応した大谷の打撃を称賛した。
この日の大谷はこれだけで終わらず、1点を追う7回1死走者なしの場面ではバーンズのカーブを左前に運び、今季7度目の“猛打賞”。右寄りの守備シフトの逆を突く一打だった。すると、ここで再び「NESN」の放送ブースに座る解説者たちが唸った。
レミー氏は「第1打席では直球を逆方向に打ちました。今回はカーブを捉えました。良い打撃です。全く失投ではありませんでした。あれをどうやって逆方向に打ったのでしょう?」と脱帽。エカーズリー氏も「どうやって打ったのでしょうね。イチローのようです」と、安打製造機の“レジェンド”の名前を出して絶賛した。これには実況も「6フィート4インチ(約195センチ)のイチローですね。パワーもあります」と同意していた。
エンゼルスは8回にカルフーンの26号ソロで同点に追いつき、延長10回にベンブームが決勝打。大谷の3安打が勝利につながった。打率は.285から.290に再上昇。あとは特大の一発が飛び出せば、さらに大谷らしさが出てきそうだ。
(Full-Count編集部)