カブス108年ぶり世界一に川崎宗則も歓喜 「アメリカに来てよかった…」
死闘を制しての世界一に名将も涙、川崎は「長かった…。メジャーに行ったり来たりで」
カブスは2日(日本時間3日)、ワールドシリーズ第7戦でインディアンスを8-7で破り、1908年以来108年ぶり3度目の世界一に輝いた。1勝3敗から3連勝でワールドシリーズ制覇。川崎宗則内野手はポストシーズンのロースターから外れたものの、チームに帯同して同僚を支えた。
死闘の末に決着がついた。6-6の同点で迎えた延長10回、カブスはゾブリストのタイムリーで勝ち越すと、モンテロもタイムリーで追加点。その裏にエドワーズJrが1点を失ったが、最後はモンゴメリーが締めた。3点リードの8回に守護神チャップマンが同点に追いつかれるまさかの展開となったが、最後に底力を見せた。
試合後は今季限りで現役を引退するロスが涙に暮れ、昨季から指揮を執るマドン監督の目にも涙が光った。レイズを強豪に育て上げてワールドシリーズ進出に導いた名将にとっても、初の世界一となった。シリーズMVPにはゾブリストが輝いた。
明るいキャラクターでチームを支えた川崎は試合後、テレビのインタビューに応じた。日本向けのインタビューだったが、最初は英語で興奮気味に答えると、日本語に切り替えて「とにかくチームが勝つように精一杯、応援していました。すごいチームですよ。みんなが本当によくやってくれました。本当に感謝しています」と話した。