大谷、2打点も56打席本塁打なし 試合前に衝撃フリー打撃「試合でそれを発揮できるか」
適時2本もその後3打席は凡退「打てなかったという打席の方が収穫がある」
■パイレーツ 10-7 エンゼルス(日本時間14日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地パイレーツ戦に「3番・DH」で出場し、5打数2安打2打点1盗塁と活躍したが、チームは7-10で逆転負けを喫した。試合前のフリー打撃では39スイングで20本の柵越えと衝撃的な打撃を披露。ただ、試合では56打席連続で本塁打なしとあって、試合後には「練習はいい感覚なのは間違いない。試合でそれを発揮できるか」と話した。
大谷は初回無死一、二塁の好機で左翼線への痛烈な先制二塁打を放ち、2回には適時三塁打。だが、その後は4回1死一塁でニゴロに倒れると、3点ビハインドで迎えた6回2死一、二塁の好機では右腕フェリスの前に空振り三振。5点を追う9回も無死一、二塁の好機もニゴロと3打席連続で凡退した。
試合後、大谷は「2本目は風もあったので、ラッキーだったなと思います。1打席目はいいところで先制点を取れたので良かったと思います」と2本のタイムリーを振り返りつつ、その後の3打席については「先制はしたんですけど逆転されて、何とかその後打って取り返したかったですけど、なかなか繋がらなかったかなと思うので、そこが敗因かなと思います」と悔やんだ。
特に、好機で三振に終わった第4打席については「もちろん印象には残っていますし、どうやったらあの打席をもっといい打席にできたかなというは常に考えるんじゃないなと思うので、それを明日に?げたいなと思います」として、「打ったは打ったでいいと思いますし、打てなかったという打席の方が収穫があるかなと思います」とも話した。
試合前には、度肝を抜くフリー打撃を披露。特大弾を連発し、39スイングで20本の柵越えと驚異的なバッティングを見せた。だが、大谷は「いい感じで振れているのもありますし、練習は練習なのでいい感覚があったらそれを試合にどうやって表現できるか練習をまたやらないといけないので。練習はいい感覚なのは間違いないですし、試合でそれを発揮できるかどうかにかかっているかなと思ってます」と言う。7月27日(同28日)のオリオールズ戦から14試合連続、56打席連続で試合での柵越えは出ておらず、そろそろ豪快な一発が欲しいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)