豪打の松井秀喜、快速球の小松辰雄、快足の村松有人…星稜出身のプロ野球選手は

メジャーでも活躍した松井秀喜氏【写真:Getty Images】
メジャーでも活躍した松井秀喜氏【写真:Getty Images】

多くの名選手を生んできた北陸の雄、プロでも個性あふれるプレーヤーが多数

 第101回全国高校野球選手権大会で、2年連続20回目出場の星稜(石川)は17日、球史に残る熱戦で智弁和歌山(和歌山)を破った。星稜はこれまでも、数々の名選手を輩出している。星稜が生んだプロ野球選手を見ていこう。

○引退した選手

【投手】

小松辰雄 中日 43試合 122勝102敗 50セーブ 1940回2/3 防御率3.44

村田勝喜 南海・ダイエー、西武、中日 181試合 54勝65敗 0セーブ 1053回1/3 防御率4.23

山本省吾 近鉄、オリックス、横浜、ソフトバンク 287試合 40勝42敗 2セーブ11HD 743回1/3 防御率4.41

西川健太郎 中日 21試合 2勝6敗 0セーブ 60回1/3 防御率5.37

【野手】

若狭徹(内)中日 1軍公式戦出場なし

北安博(内)大洋、日本ハム 13試合 4打数 1安 0本 0点 0盗 率.250

音重鎮(外) 中日、広島 773試合 1762打数 443安 33本 195点 18盗 率.251

湯上谷ひろ志(内)南海・ダイエー 1242試合 3317打数 855安 42本 269点 141盗 率.258

鈴木望(内)巨人、日本ハム 14試合 15打数2安 1本 1点 0盗 率.133

村松有人(外)ダイエー、オリックス、ソフトバンク 1673試合 4981打数 1380安 18本 393点 270盗 率.277

松井秀喜(外)巨人、ヤンキース、エンゼルス、アスレチックス
NPB 1268試合 4572打数 1390安 332本 889点 46盗 率.304
MLB 1236試合 4442打数 1253安 175本 760点 13盗 率.282

辻武史(外)ダイエー・ソフトバンク 267試合 329打数 73安 1本 31点 10盗 率.222

北野良栄(捕)ソフトバンク 1軍公式戦出場なし

 星稜が生んだ最初のスターは小松辰雄だろう。快速球を駆って、2年生で出場した1976年夏はベスト4に進出。翌年ドラフト2位で中日に入団。スピードガンで150キロを記録し、先発救援両方で活躍した。音重鎮は、勝負強い外野手として活躍。中日から広島に移籍するも再び中日に復帰した。湯上谷ひろ志はホークスが南海からダイエーへが変わる時期に内野の要として活躍。湯上谷以降、星稜からホークスに進む選手が多くなった。村田勝喜もこの時期のホークスで先発投手として活躍。村松有人は、ダイエーの快速外野手。盗塁王も獲得している。

 そして松井秀喜。星稜時代に1992年夏の明徳義塾(高知)戦で「5打席連続敬遠」されて話題となった。巨人では不動の4番打者で、平成以降日本選手でただ1人年間50本塁打を放ったスラッガー。ヤンキースに移籍後も中軸打者として活躍。2018年には野球殿堂入りした。山本省吾は近鉄時代は中継ぎだったが、オリックスでは2008年に先発で10勝。技巧派の左腕だった。

巨人・高木京介など4人の現役選手が星稜出身で活躍

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY