広島高卒2年目・遠藤が嬉しいプロ初勝利! 「期待に応えられる投球をしようと」
9回2死満塁のピンチには「祈るように見ていました」
■広島 5-4 ヤクルト(21日・マツダスタジアム)
広島の高卒2年目・遠藤淳志投手が21日の本拠地ヤクルト戦で嬉しいプロ初勝利を挙げた。8回から5番手としてマウンドに上がり1イニングを1安打無失点に抑えた。登板26試合目にして待望の1勝を挙げた右腕は「嬉しかったです。(9回は)祈るように見ていました」と笑顔を見せた。
遠藤の出番は同点の8回。1点も許されない場面での登板に「期待されているじゃないですが、監督が指名してくれたと思って。期待に応えられる投球をしようと思った」と気合十分でマウンドへ上がった。山田哲、バレンティンを打ち取り続く雄平には左前打を許したが同級生の村上を右飛に抑え無失点で切り抜けた。
直後に代打・安部が勝ち越しのソロを放ち登板26試合目にして待望のプロ初勝利が転がり込んできた。最終回は2死満塁とハラハラする展開だったが「祈るように見ていました」と勝利を信じベンチから声援を送った。
今季はこれで26試合に登板し1勝5ホールド、防御率2.60。夏場を迎え調子を落とすこともあったが「こっから波に乗っていければと思う」と更なる飛躍を誓った。初勝利を手にした若き右腕がリーグ4連覇を狙うチームを勝利に導いていく。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)