“不作”のFA先発投手市場 田中将大のヤンキースは30歳左腕の獲得に食指か
来季ローテ確定は田中、サバシア、ピネダの3人
田中将大擁するヤンキースが、先発ローテの強化に乗り出す姿勢を見せている。ストーブリーグは序盤だが、今オフにレンジャーズからフリーエージェント(FA)となった左腕デレク・ホランドの獲得に興味を示していると、地元紙「フォートワース・スターテレグラム」電子版が伝えている。
来季の先発ローテーション補強に向け、ヤンキースが早くも動き出したようだ。現段階で、来季の先発ローテ入りが確実と見られているのは、今季14勝4敗だった田中を筆頭に、ベテラン左腕サバシアとピネダの3人。残りの2枠は、ルイス・セッサ、ブライアン・ミッチェル、ルイス・セベリーノら若手の台頭が期待されている。
だが、不確定要素は多い。今季は田中、サバシア、ピネダの3者は、合わせて93試合に先発するなど奮起したが、いずれもシーズン開幕前は健康が不安視されていた。そのため、地元メディアからは「来季も同じ活躍を期待するべきではない」と警鐘を鳴らす声も浮上。シーズンを通してローテを守り、一定の勝ち星を期待できる先発補強が予想されている。