【U-18W杯】高校ジャパン初実戦は雨天中止 プロ注目・佐々木、西らが連日ブルペン

U-18日本代表合宿で二日続けてブルペン入りした大船渡・佐々木朗希投手(左)【写真:荒川祐史】
U-18日本代表合宿で二日続けてブルペン入りした大船渡・佐々木朗希投手(左)【写真:荒川祐史】

予定よりも早めに練習を切り上げて調整 永田監督「雨だから仕方がない」

 30日から韓国・機張(きじゃん)で開催される「第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に参加する高校日本代表の合宿の2日目が23日、都内のグラウンドで行われた。当初は対外試合を予定していたが、降雨のため、中止に。室内練習場での調整となった。予定よりも早めに、練習を切り上げた。

 高校日本代表・永田裕治監督は「試合をしたかったけれど、雨だから仕方がない」と残念そう。実力のあるメンバーのプレーを一早く見て、試してみたかったことや、調整試合は1試合でも多くできることに越したことはない。メンバーは切り替えて、投手は希望者がブルペンに入り、野手は打撃練習などを行った。

 この日は高校最速163キロ右腕・大船渡の佐々木朗希投手(3年)や創志学園の西純矢投手(3年)、有明の浅田将汰投手(3年)、興南の宮城大弥投手(3年)らプロ注目の投手陣がブルペン入り。NPBのスカウトが多く見守る中、堂々とピッチング練習をした。佐々木は自らの希望で2日続けてのブルペン入り。前日同様、6~7割の力で23球を投げて調整をした。合流前の星稜・奥川恭伸投手(3年)を含め、11人の投手陣の調整試合での起用について指揮官は「すべての投手と相談した上で、球数をこちらで考えて起用していきたい」と慎重な面持ちで語った。

 高校ジャパンは国内合宿、神宮球場で大学ジャパンとの壮行試合を行い、30日から韓国で行われる本大会に挑む。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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