再建進めるヤ軍、田中将大のトレードも? 米メディア「議論する人は賢い」
田中を今オフに放出する可能性はあるのか? ヤンキースの次なる手とは…
ヤンキースは今オフ、ブライアン・マッキャン捕手をアストロズにトレードで放出し、若手投手2人を獲得するなど、チーム再建に向けて「売り手」の立場になりつつある。そして、有望な若手を獲得するため、今季サイ・ヤング賞の投票で7位に入った田中将大投手をトレード要員として放出する可能性を指摘する米メディアも出てきた。
地元テレビ局「CBSスポーツ」(電子版)は「ブライス・ハーパー獲得にたどり着くための、ヤンキースの再建のステップとは」とのタイトルで特集。ナショナルズの若きスーパースター、ハーパーが2018年シーズン終了後にFAとなれば獲得に動くとされているヤンキースの今後の補強策について取り上げており、その中で「田中放出」という衝撃的なプランもチーム再建への1つの手だと分析している。
ヤンキースは今年7月のトレード期限直前でも売り手となっていた。クローザーのアロルディス・チャップマンをカブスに、セットアッパーのアンドリュー・ミラーをインディアンスに、強打者カルロス・ベルトランをレンジャーズに、先発右腕イバン・ノバをパイレーツにそれぞれトレードで放出。代わりに有望な若手を獲得し、チームの再建を進めてきた。
特集では「ニューヨークの大売出しはブライアン・マッキャンのトレードで今週も続いた。マッキャンは2人の投手のプロスペクト(若手有望株)と引き換えにアストロズにトレードに出された。移籍期限の動きとマッキャンのディールで、ヤンキースは過去4か月間で5人のベテランと引き換えに、14人の若手をトレード(で獲得)した」とレポート。名門球団の下部組織は最も人材豊富となったという評価も出ており、将来の常勝軍団復活への布石は打たれているという。