夏季リーグMVPが決定 投手は植村、打者は厚ヶ瀬と京都フローラ勢が受賞
優秀選手賞も5人中4人が京都フローラ勢、三浦は史上初の500安打達成
日本女子プロ野球リーグは30日、「日成興産株式会社PRESENTS 夏季リーグMVP賞」を発表。最優秀投手賞には京都フローラの植村美奈子投手、最優秀打者賞には厚ヶ瀬美姫内野手が輝いた。
日本女子プロ野球リーグでは、昨シーズンまで実施していた月間MVPを今シーズンの試合形式にあわせ「春季リーグ」「夏季リーグ」「秋季リーグ」各リーグ戦での「日成興産Presents MVP賞」として実施している。「夏季リーグ」のMVPは9月4日に川口市営球場で表彰される予定だ。
植村は8試合登板で5勝1敗0、36回2/3を投げて防御率1.91と好成績をマーク。夏季リーグ開幕戦を含む4完投3完封と文句なしの投球を見せた。また、厚ヶ瀬は20試合出場で打率.380(71打数27安打)、7打点、8盗塁を記録。打率.380はリーグ2位、27安打はリーグトップで、女子プロ野球最強の2番打者としてチームの夏季リーグ優勝に大きく貢献した。
また、優秀投手賞は小西美加投手、森若菜投手と植村と同じ京都フローラの2人が選出。小西は10試合登板でリーグトップタイの5勝(2敗)、42回2/3で防御率1.97をマーク。森は8試合登板でリーグトップの6セーブ、10回1/3で防御率2.04と活躍した。
優秀打者賞は京都フローラの中村茜外野手、三浦伊織外野手、埼玉アストライアの泉由希菜捕手が受賞。中村は打率.397、三浦は打率.358、泉は打率.364をマーク。“女イチロー”の異名を持つ三浦は6月13日の試合ではリーグ史上初の通算500安打も達成した。
日本女子プロ野球リーグ