BC栃木西岡、精神的な支柱としても若手牽引「打てないとみんな安心」ド軍北方も観戦
西岡はV決定試合は4打数1安打「優勝って気分いいもんですね」
BCリーグ栃木ゴールデンブレーブスは5日の茨城戦に6-1で快勝。リーグ参入3年目で初優勝を飾った。NPB復帰を目指す西岡剛内野手は「3番・指名打者」で先発出場。4打数1安打だった。
初回は空振り三振。3回は遊ゴロ併殺打に倒れ、大量5点で勝負を決めた4回は三塁失策で出塁し、首をかしげた。引き分けでマジック1になった4日は無安打と。「NPBじゃないんだから駄目ですよね」と気合を入れ直した6回の第4打席は変化球を技ありで左前へ。「打ったぞ」と大声で引き揚げてきた。「打てないとみんなが安心するんですよ。剛さんでも打てないことがあるんだって」と苦笑いしていた。
日米通算1241安打を記録した西岡はチームの精神的な支柱。6回のヒットでお役御免となったが、試合後には寺内監督を胴上げ。「レベルがどうあれ、優勝って気分いいもんですね」と喜びに浸っていた。
また、今季途中にBCリーグ栃木からドジャースとマイナー契約を結んだ161キロ右腕、北方悠誠投手も応援に駆け付け、ネット裏でチームの初優勝を味わった。球団関係者によると「たまたまスケジュールが空いて、それが優勝の試合と重なった」という。今後は再び渡米し、オフはオーストラリアのウインターリーグ参戦を予定している。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)