日ハム栗山監督、北海道地震から1年後に8連敗&最下位脱出「逆に力をもらった結果」
試合前に「北海道胆振東部地震復興祈念セレモニー」
■日本ハム 6-2 オリックス(6日・札幌ドーム)
日本ハムは6日、本拠地でオリックスに6-2で下して連敗を8で止めた。震度7を記録した北海道胆振東部地震からちょうど1年。試合前に「北海道胆振東部地震復興祈念セレモニー」が行われた大事な試合で投打が噛み合い、最下位を脱出した。
先発した北海道帯広市出身の杉浦稔大投手が6回2安打無失点。完璧に試合をつくると、打線も5試合ぶりの2桁12安打で援護した。2回1死満塁で西川が右中間を破る走者一掃の先制3点三塁打を放つと、5回には清宮が右越え6号2ラン。7回には大田の右前適時打で追加点を奪った。
試合前に黙祷を捧げ、特別な思いで臨んだ栗山英樹監督は「1年前に大きな地震があって今も大変な思いをされている皆さんに元気になってもらおうと思っていますけど、逆に北海道の皆さんから力をもらった結果かなという感じがします」と振り返った。
指揮官は2回に先制3点三塁打を放った西川について「ここ一番いい形でみんなでつないだところで、本当に良かった」と目を細めた。先発の杉浦については「よく粘って6回まで投げてくれた」とねぎらった。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)